田中みずきさんは、銭湯の浴室に富士山や地域の風景を描く銭湯ペンキ絵師です。美術史を学ぶなかで銭湯の壁画に出会い、師匠のもとで修業した後、2013年に独立。銭湯だけでなく、施設や個人宅の浴室にも作品を描いています。
2026年9月20日の報道をきっかけに名前を知った方に向けて、仕事の内容、銭湯絵師になった経緯、作品を見られる場所を紹介します。現在の作品展示は施設によって変わるため、訪問前に各銭湯の最新案内も確認しましょう。
田中みずきは銭湯の壁に絵を描くペンキ絵師
銭湯ペンキ絵師は、浴室の大きな壁面にペンキで背景画を描く職人です。富士山の風景がよく知られていますが、依頼する銭湯の地域や希望に合わせた題材も描かれます。
東京都浴場組合が2026年9月に紹介した江東区「第二久の湯」の描き替えでは、男湯に富士山、女湯には近隣の猿江恩賜公園や街並みを取り入れた風景が描かれました。田中さんは、三原色と白のペンキから色を作り、銭湯の定休日を利用して大きな壁画を仕上げています。
田中みずきが銭湯絵師になったきっかけ
田中さんは大学で近代美術史を学び、卒業論文のテーマを探すなかで銭湯のペンキ絵に出会いました。湯気と壁画が重なり、絵の中に入っていくように感じたことが、銭湯絵に惹かれるきっかけになったとインタビューで語っています。
その後、中島盛夫さんに弟子入りして技術を学び、約9年間の修業を経て2013年に独立しました。富士山を描くときは実際の山を写実的に再現するのではなく、見る人それぞれが思い出を重ねられるよう意識しているそうです。
一枚のペンキ絵にかかる時間は?
富士山世界遺産国民会議のインタビューで、田中さんは一つの作品にかかる時間の目安を8~10時間ほどと説明しています。浴室の壁は大きいため、近くで描いたときと離れて見たときの印象を確かめながら、全体のバランスを整える必要があります。
作品は銭湯の休業日に描き替えられることもあります。東京都浴場組合の2026年9月の記事では、第二久の湯での壁画描き替えを公開イベントとして行い、地域の人や子どもたちが制作に触れる機会も設けられました。
田中みずきの作品を見られる銭湯
作品を実際に見たい場合は、東京都浴場組合の記事で紹介された銭湯が手がかりになります。たとえば、江東区・西大島駅周辺の第二久の湯では、2026年の描き替えイベントで田中さんが手がけた浴室壁画が紹介されています。
墨田区の薬師湯では、東京都浴場組合が2026年3月に、男湯のミコノス島・女湯のサントリーニ島を題材にした田中さんのペンキ絵を紹介しました。富士山以外の風景を見てみたい方にも興味深い作品です。
銭湯の壁画は描き替えられることがあります。訪問する場合は、第二久の湯の公式紹介はこちら、または薬師湯の公式紹介はこちらで作品や施設の案内を確認し、営業時間・休業日などは各施設の最新情報をご覧ください。
銭湯絵師・田中みずきについてよくある質問
銭湯絵師は何をする仕事ですか?
銭湯の浴室壁面に、ペンキで富士山や地域の風景などを描く仕事です。施設の希望や土地の特色を取り入れた作品もあります。
田中みずきの作品は銭湯以外でも見られますか?
富士山世界遺産国民会議のインタビューによると、銭湯のほか、デイケアセンター、老人ホーム、個人宅の浴室などにも作品を描いています。一般に見学できるかどうかは施設ごとに異なります。
まとめ
- 田中みずきさんは銭湯の壁画を手がけるペンキ絵師
- 大学で美術史を学び、卒業論文の調査で銭湯絵に出会った
- 師匠のもとで修業し、2013年に独立
- 一作品の制作時間の目安は8~10時間
- 第二久の湯や薬師湯の作品が東京都浴場組合の記事で紹介されている
- 壁画や営業情報は変わるため、訪問前に施設の最新案内を確認

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