カメムシ大量発生2026はなぜ?多い地域・いつまで・家への対策

2026年のカメムシ大量発生について、多い地域・発生時期・家への対策を、住宅や網戸、防虫用品、地図、カレンダーで表現した虫のリアル描写なしのアイキャッチ画像。
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「2026年はカメムシが多すぎる」と感じている人もいるのではないでしょうか。

実際、2026年はカメムシが多く確認されている地域があります。特に静岡県では10月1日に果樹カメムシ類の警報が出され、9月上中旬の予察灯では平年の約20倍が確認されました。

ただし、全国のカメムシが20倍という意味ではありません。果樹園で多い話と、秋に家へ入ってくる話も分けて考える必要があります。

この記事の結論
  • 2026年は静岡・群馬・滋賀などで果樹カメムシ類の多発が確認されている
  • 静岡の「約20倍」は9月上中旬の予察灯調査で、全国平均ではない
  • 果樹カメムシはスギ・ヒノキなどで増え、山林の餌が足りなくなると果樹園へ移動する
  • 秋に家へ入ってくる主な理由は、冬を越す場所を探すため
  • 住宅への侵入が増えやすい時期は10~11月ごろ
  • 家ではすき間と洗濯物を確認し、見つけても潰さない
目次

カメムシ大量発生2026は本当?静岡で警報・平年約20倍

2026年は「全国どこでも大量発生している」とまでは言えません。

ただ、公式に「多い」ことが確認されている地域はあります。

特に目立つのが静岡県です。

静岡県は2026年10月1日、かんきつや落葉果樹を対象に、果樹カメムシ類の「警報」を出しました。

さらに10月7日の発表では、県西部を中心に果樹園への大量飛来を確認。山林のヒノキで調べた寄生数も、9月として過去最多となっています。

9月上中旬に「予察灯」で捕まった数は、平年の約20倍でした。

予察灯とは、光に集まる虫を捕まえて、発生の多さを調べるための装置です。静岡県では、カメムシが異常に多かった2024年の水準も上回ったとしています。

「平年約20倍」は、静岡県の9月上中旬に行った予察灯調査の数字です。全国のカメムシが20倍、家へ入ったカメムシが20倍という意味ではありません。

「今年は20倍」とだけ聞くと全国の話に見えますよね。どこで何を数えた数字なのかまで見るのが大事です。

2026年にカメムシが多い地域は?群馬・滋賀でも注意報

2026年に果樹カメムシ類が多く確認されているのは、静岡だけではありません。

地域 2026年に確認された状況
静岡県 10月1日に警報。9月上中旬の予察灯は平年約20倍
群馬県 9月7日に県内全域へ注意報。平年を上回る地点が多数
滋賀県 5月・7月に注意報。7月も平年より多い状態

群馬県では2026年9月7日、県内全域を対象に果樹カメムシ類の注意報が出ました。

県内のフェロモントラップで捕まる数が平年を上回り、今後も増えるおそれがあるとして、果樹農家へ注意を呼びかけています。

滋賀県も5月と7月に果樹カメムシ類の注意報を発表しました。

7月15日の発表では、チャバネアオカメムシのフェロモントラップでの累計数が平年の約2.6倍、予察灯での果樹カメムシ類は約1.5倍となっています。

調査する虫の種類・時期・場所が違うため、県同士の倍率をそのまま比べることはできません。それでも、2026年に多発が確認された地域が複数あることは分かります。

自分の地域もカメムシが多い?公式情報の調べ方

「自分の県も多いの?」と気になる人は、住んでいる都道府県の病害虫防除所や農業関係の公式ページを確認してみてください。

検索するときは「○○県 カメムシ 注意報」「○○県 病害虫防除所 カメムシ」などで探すと見つけやすいです。

農林水産省の「カメムシ類の防除」ページにも、2026年の全国の注意報・警報や発生情報がまとめられています。

農業向けの注意報や警報は、「自宅へ何匹来るか」を予想するものではありません。その地域で果樹カメムシ類が多いかを見る一つの目安です。

カメムシ大量発生2026はなぜ?猛暑だけが理由ではない

では、なぜ果樹カメムシ類が多くなるのでしょうか。

ここは「今年が暑かったから」と一言で終わらせない方がよさそうです。

農林水産省によると、果樹へ被害を与える代表的な種類には、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ツヤアオカメムシなどがいます。

これらは山林に住み、スギやヒノキなどの球果を餌にして増えます。

そして山の中で餌が足りなくなると、果樹園へ飛んできて、ミカンやナシ、カキなどの実を吸います。

静岡県でも2026年9月には、ヒノキで増えた新しい成虫の数が急増し、地域によって発生がさらに増えていました。

一方、気温も虫の動きに関係しますが、2026年の多発を全国まとめて「猛暑だけが原因」とする公式説明はありません。

虫そのものの数、山にある餌、その地域の天気など、いくつかの条件を合わせて見る方が自然です。

「暑かったから全部増えた」と決めてしまうより、地域ごとの公式データを見る方が納得しやすいと思います。

カメムシが秋に家へ入るのはなぜ?冬を越す場所探し

ここからは、果樹園でカメムシが多い話とは少し分けます。

秋になると、窓やベランダ、洗濯物にカメムシが付くことがあります。

家へ近づく大きな理由は、冬を越せる場所を探しているからです。

春日市は、特に10~11月ごろになると、越冬場所を探して屋内へ入り込むカメムシが増えると説明しています。

体が薄いため、わずか2~3mmほどのすき間からでも入れます。

  • 窓やサッシのすき間
  • 換気扇のまわり
  • 給気口・排気口
  • 壁などの小さなすき間
  • 外に干した洗濯物

こうした場所が、家の中へ入るきっかけになります。

外に干した服やタオルに付いたまま、気付かず室内へ持ち込んでしまうこともあるので注意したいですね。

果樹園へ飛んでくる理由は山林での餌事情、秋に家へ近づく主な理由は越冬場所探し。この2つを分けると分かりやすくなります。

カメムシはいつまで?家への侵入は10~11月ごろに注意

「いつまでカメムシに気を付ければいいの?」というのも気になるところです。

住宅への侵入は、一般に10~11月ごろが一つの目安になります。

気温が下がる時期になると、冬を越せる場所を探して家へ入り込むためです。

ただし、「11月になれば全部いなくなる」という意味ではありません。

札幌市では、10月中旬ごろに越冬のため屋内へ侵入し、春になると冬を越したカメムシが再び外へ出ていくと説明しています。

地域や気温で動く時期は変わるので、2026年の全国共通の「終了日」はありません。

暖かい日が続く間は、11月に入っても窓まわりや洗濯物を確認しておくと安心でしょう。

カメムシを家に入れない対策は?すき間と洗濯物を確認

家庭でできる対策は、まず家へ入る道を減らすことです。

窓や換気口のすき間を確認する

カメムシはかなり小さなすき間から入ります。

  • 網戸と窓の間に大きなすき間がないか
  • 窓枠やサッシに穴がないか
  • 換気口のまわりにすき間がないか
  • 給気口や排気口のカバーが壊れていないか

札幌市も、侵入が始まる前に大きな穴をふさぎ、窓枠・溝・換気口のまわりを対策するよう案内しています。

洗濯物は取り込む前に表と裏を見る

カメムシが多い時期は、洗濯物にも注意したいところです。

取り込む前に表と裏を見て、カメムシが付いていないか確認すると、室内へ一緒に入れてしまうのを減らせます。

堺市は、10~11月ごろは外干しをやめて室内干しにすると、洗濯物への付着を防ぐ効果があると案内しています。

洗濯物と一緒に入ってくるのは地味に困りますよね。数が多い日は、取り込む前に裏までサッと見るだけでも違いそうです。

家や洗濯物にカメムシがいたらどうする?潰さないのが基本

カメムシを見つけたとき、強く叩いたり潰したりするのは避けたいところです。

刺激を受けると、強い臭いを出すことがあります。

札幌市や堺市も、室内で見つけた場合は潰さないように捕まえる方法を案内しています。

  • 紙などを使ってそっと捕まえる
  • ガムテープを使う場合も強く押し潰さない
  • 洗濯物にいたら、外でそっと取り除く
  • 殺虫剤を使う場合は、商品に書かれた使い方を守る

札幌市は、ガムテープなどで潰さないように捕まえて処分する方法も紹介しています。

慌てて手でたたくより、なるべく刺激を与えずに取り除く方が、あの臭いを残しにくくなります。

静岡のカメムシ警報は住民向けの災害警報ではない

検索していると少し分かりにくいのが、「警報」という言葉です。

静岡県が10月1日に出したのは、農作物への被害に注意を呼びかける「病害虫発生予察警報」です。

大雨や台風のように、住民へ避難を求める災害警報ではありません。

対象は、かんきつや落葉果樹へ被害を与える果樹カメムシ類です。

秋は住宅への侵入時期とも重なりますが、農業の警報が出たから「自宅にも同じ割合で増える」という意味ではありません。

2026年秋は今後どうなる?家では11月ごろまで対策を

2026年10月時点では、静岡をはじめ複数の地域で果樹カメムシ類の多発が確認されています。

一方、住宅へ入ったカメムシの数を全国でまとめた2026年の数字は出ていません。

家庭で考えるなら、まずは越冬場所を探しやすい10~11月ごろに、窓・換気口・洗濯物を意識しておくのが現実的です。

今年多いというニュースを見て必要以上に怖がるより、「潰さない・すき間を見る・洗濯物を確認する」の3つを覚えておけば、かなり対応しやすくなると思います。

まとめ

  • 2026年は静岡・群馬・滋賀などで果樹カメムシ類の多発が公式に確認されている
  • 静岡の「平年約20倍」は9月上中旬の予察灯調査で、全国値ではない
  • 果樹カメムシは山林の餌が不足すると果樹園へ飛来する
  • 秋に住宅へ入る主な理由は、冬を越す場所を探すため
  • 住宅への侵入は10~11月ごろに増えやすい
  • 家ではすき間と洗濯物を確認し、見つけても潰さず取り除きたい

参考・出典

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